2011年7月15日金曜日

1X10A155 松縄 暢(まつなわ みつる)  「影日記」



コンター状の厚みの中に三つの穴が少しずつスライドしながらあいている。そしてその集積は一冊の空白の本となっている作品。本という形式をとることで「自分にとっての影」を記述したかのようにもうけとれる。三つの穴の配置や大きさ、形状にこれしかない、という強さがほしい。(間下)