2011年11月5日土曜日

1X10A145 藤森慧 「有意識と無意識の隙間」
マスキングテープで仕切られたキャンパスに向かって、チューブから絵の具を直接塗りたくる。そうしてできた偶然の色のパレードの中、テープを剥がすと必然的に白い道のような隙間ができる。この白い空間が出題にある、客観的に観察した進化の表れなのだろうか。製作に時間はかかっていないように思われるが、出題からくるイメージを瞬時にとらえ、心に生まれた感覚を隙間と表現したところが成功をもたらした。(安東)