2011年12月8日木曜日

1X10A181 吉江優 「ただそこにいて、じっと見ているだけの」A++
室内の棚の箱に仕舞われた豚のぬいぐるみが主人公のようだ。生活するさまざまな所作・動作は距離のないwalkingかもしれない。それは「そこにいて、じっと見て」いるだけの定点的なものがあって、自覚されてくるといいたいのだろう。「walking」を対象にしている姿勢が見える作品である。(入江)